10日午前8時半ごろ、海南市下津町上にある米やしらすを販売する商店で、経営者の大道正富さん（66）が鈍器のようなもので頭を殴られ、殺害されているのが見つかりました。

警察が家族から事情を聴いたところ、この商店で経理を務める次男の大道正幸容疑者（34）が現金を奪って殺害したことを認めたため、12日、強盗殺人の疑いで逮捕しました。

警察によりますと、正幸容疑者は、開店前に店の現金を盗もうとしたところ大道さんに見つかり、近くにあった金づちで頭を複数回殴ったとみられるということです。

調べに対して「金をとろうとして口論となり、カッとなって殺害した」と供述しているということです。

これまでの調べで、店の机の引き出しの中にあった現金およそ4万9000円が入ったポーチが容疑者の車の中から見つかったということで、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。