ことし4月、伊豆諸島の鳥島の沖合で、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が訓練中に衝突して墜落し、隊員8人が死亡した事故では、まだ見つかっていない隊員7人と機体の主要部分の捜索が続けられています。

防衛省は、深海を研究するJAMSTEC=海洋研究開発機構の協力も得て、7月15日から、無人探査機を使って捜索を行った結果、海底で2機を発見したと、22日に発表しました。

機体番号や形状などから、墜落した機体と特定したということです。

現場周辺の水深は、およそ5500メートルあり、防衛省は今後、機体の詳しい状態や海底の状況などを確認したうえで、機体の引き揚げが可能か判断するとしています。