警察によりますと18日午後4時半ごろ、能代市二ツ井町小繋で自宅近くの広場で花を見ていた70代の男性がクマに襲われました。

男性は自分で自宅に戻ったということですが、顔や右腕などをひっかかれてけがをしていて、能代市内の病院に搬送されたということです。

現場は、国道7号沿いにある道の駅「ふたつい」から南に700メートルほど離れた住宅街です。

秋田県内では去年、クマによる人身被害が過去最悪の70人に上り、ことしに入ってからもこれで7人がけがをしました。

秋田県は全域に「ツキノワグマ出没警報」を出していて、▽クマとの鉢合わせを避けるため、やぶなどの見通しの悪い場所では鈴やラジオなどで音を出し人の存在をアピールすることや、▽山では単独行動を避け、ゴミを必ず持ち帰ることなどを呼びかけています。