キーウィは愛らしい丸い体つきと、名前の由来となった特徴的な声で親しまれている飛べない鳥です。

天王寺動物園によりますと、国内で飼育しているのはこの園だけで、メスの「プクヌイ」は1988年にニュージーランドで生まれ、3年後に動物園にやってきました。

長年園を訪れる人たちに親しまれてきましたが、4日の朝、起き上がることができなくなっていて、検査したところ腹の中で卵が割れているのが分かりました。

手術で卵を取り出し動物病院に入院させましたが、体調は戻らず5日朝死んだということです。

天王寺動物園では先月、オスのキーウィ「ジュン」も死んでいて、これで国内の動物園からキーウィはいなくなりました。

天王寺動物園は「長く飼育していて、特にぬいぐるみは人気でした。最後のキーウィが死んでしまって残念です」とコメントしています。