処理水の放出に一貫して反対してきた福島県相馬市の漁業者はこの1年を「心配の種は消えず常に神経を使っている状態だった」と振り返りました。

相馬市の底引き網漁の漁船の船主、高橋通さん(69)は50年余り続けた漁を4年前に引退し、あとを継いだ40代の息子を支えています。

高橋さんは処理水の放出に伴って新たな風評被害が起きる恐れを懸念し、一貫して放出に反対してきました。