16日午前8時すぎ、静岡市の赤石岳の標高およそ2800メートルの場所にある休憩所近くの崖の下で「男性が頭から血を流して倒れている」と、別の登山者を案内していたツアーガイドから警察に通報がありました。

警察によりますと、男性は横浜市に住む黒川雅夫さん(62)で17日、ヘリで救助されましたが、死亡が確認されました。

さらに、17日午前6時すぎには黒川さんの救助活動中に、同じ休憩所の西側の崖の下で別の男性が倒れているのが見つかりました。

警察によりますと、この男性は栃木県日光市に住む渡辺強志さん(56)で、ヘリで救助されましたが、死亡が確認されました。

警察はそれぞれ1人で登山をしていて滑落したとみて当時の状況を調べるとともに、登山の前には装備品を点検し、無理のない登山計画を立てるよう注意を呼びかけています。