政府は、有事に備え、各地の空港や港を「特定利用空港・港湾」に指定し自衛隊と海上保安庁の航空機や艦船などが訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する方針で、これまでに全国の16の空港と港が指定されています。

これについて、政府は26日、持ち回りで関係閣僚会議を開き、新たに鹿児島県と熊本県、福井県の合わせて12か所を「特定利用空港・港湾」に指定しました。

指定された空港は、▽鹿児島空港、▽徳之島空港、▽熊本空港の3か所です。

また港は、▽鹿児島港、▽志布志港、▽川内港、▽西之表港、▽名瀬港、▽和泊港、▽熊本港、▽八代港、▽敦賀港の9か所です。

政府は、いずれの施設も民間利用を主体とすることは維持しつつ、必要に応じて滑走路の延伸や岸壁の拡張などを進める計画で、今後、さらなる指定に向け、自治体との調整などを進めていく方針です。