私鉄各社でつくる業界団体は、酒に酔った乗客からの暴力や、過剰な謝罪の要求などのカスハラに対する基本的な考え方を去年12月にまとめ、各社に対応を促してきました。

これを受けて、小田急電鉄、東武鉄道、京急電鉄など私鉄大手の間で対応方針を定める動きが広がっています。

この中では、暴行や脅迫などの身体的・精神的な攻撃や居座りなどの拘束的行動、不当な金銭補償や謝罪の要求、従業員の個人情報のSNSへの投稿などが行われた場合、カスハラと判断するとしています。

その上で、カスハラに対しては、警察への通報や弁護士と連携した法的措置の検討など厳正に対処するとしています。