警察によりますと、10日午後5時20分ごろ、埼玉県川口市柳根町の2階建ての集合住宅で「男の首を刃物で切った」と110番通報がありました。

警察が現場に駆けつけたところ、集合住宅の1階部分で50代から60代とみられる男性が首から血を流して倒れているのが見つかり、男性は病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

警察官が通報した2階の部屋の住人に話を聴いたところ、男性を切りつけたと認め、部屋から血の付いた包丁が見つかったということで、殺人未遂の疑いで無職の大野晃央 容疑者(61)をその場で逮捕しました。

現場はJR武蔵野線の東浦和駅から南に1キロ余りの住宅街で、警察は、容疑を殺人に切り替えて死亡した男性の身元や詳しいいきさつを調べています。