秋の全国交通安全運動は9月30日まで10日間の日程で、21日から始まり、警視庁の月島警察署で20日に出動式が行われました。

式では、警視庁の日下真一交通部長が、都内での交通事故の死者数が去年を上回るペースで推移し、さらに、これから年末にかけては事故が多発する時期だとして、「悪質な違反は看過せずに取締り、軽微な違反にも対応してほしい」と訓示しました。

そして、20台余りの白バイに乗った隊員たちがパトロールに向かいました。

警視庁によりますと、ことしに入って9月19日までの都内での交通事故の死者数は99人と、去年の同じ時期と比べて13人増加し、4割以上にあたる43人が歩行者でした。

21日からの全国交通安全運動で警視庁は、
▽反射材の着用や、安全な横断方法の実践による歩行者の交通事故防止
▽夕暮れの時間帯以降の早めのライト点灯
▽自転車や電動キックボード利用時のヘルメット着用の推進
などを重点項目に、各地で取り組みを実施することにしています。