JR東日本によりますと、2017年までのおよそ9年間に、在来線の車両で車輪に車軸を取り付ける作業を行った際、およそ4900本の取り付けの圧力が社内の基準を外れ上回ったり下回ったりしていたということです。

これらの車軸は、点検で安全性を確認しているとしていて、現在も使用している76本は2024年中に交換する予定です。

また、基準外の圧力で取り付けられたおよそ4900本のうち、およそ1200本では、データを基準値内に書き換える改ざんを行っていたということです。

改ざんが行われたのは東京 品川区の車両センターで、会社はこれらの問題について、2017年の内部調査で把握しましたがこれまで公表していませんでした。

JR東日本は「お客さまにご不安とご心配をおかけしたことをおわびします。安心してご利用頂けるよう適切な車両のメンテナンスにいっそう努めます」とコメントしています。

この問題を受け、国土交通省は来週、JR東日本に対する特別保安監査を実施し、安全管理体制などについて調べる方針です。

同じような不正は今月に入ってからJR貨物などで相次いで明らかになっています。