60歳以上の働くシニア 労災による死傷者3万9700人余 過去最多
長く働き続ける人が増えるなか、東京都が開く高齢者雇用のセミナーには定年後を見据えて多くの人が詰めかけています。
東京・渋谷区で開かれた14日のセミナーでは、企業で人事などを担当してきた講師が「これからのシニアの労働市場」をテーマに講演しました。
このなかで、人手不足が深刻化する中小企業を中心にシニア人材のニーズが高まっていることや、これまで培ってきた経験や能力を生かすため自分の強みをきちんと認識することが大事だと説明していました。
今回の参加者は、こうした5日間のプログラムを通して自己分析の方法や面談のコツ、中小企業に再就職した先輩の体験談を聞いて、セカンドキャリアの準備をどう進めるか学びます。
対象は55歳以上ですが、今回の参加者のおよそ8割は定年前の人たちで、30人程度の定員に対して85人の応募があったということです。
セミナーを運営する「東京しごと財団」シニア雇用促進担当課の飯田哲也課長は「人生100年時代ということでこれまでの経験や専門的な知識を生かしてセカンドキャリアをスタートさせたい人が数多くいる。一方、企業側も人手不足で、中小企業の中にはシニア人材を活用したいという会社がある。セミナーが後押しやきっかけづくりになれば」と話していました。
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