マイコプラズマ肺炎は、子どもに多い細菌性の感染症で、飛まつや接触で広がり、感染すると発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状が見られます。

中でもせきは熱が下がったあとも数週間続き、一部の人は肺炎が重症化したり発熱で衰弱したりして入院するケースがあるほか、まれに脳炎を起こすこともあります。

都によりますと、今月22日までの1週間に報告された1医療機関当たりの患者数は2.80人で、これまでに流行した2011年の2.64人、2016年の2.12人を上回り、統計が開始された1999年以降、過去最多になったということです。

年齢の内訳を見ると10代以下が90%を占め、このうち最も多いのが5歳から9歳で46.7%、次いで10歳から14歳が22.6%となっています。

都は、こまめな手洗いやせきエチケットの徹底を呼びかけるとともに、せきが長引くなどの症状がある場合は医療機関を受診するよう呼びかけています。