書類送検されたのは、逗子市の食品関連会社の44歳の社長と法人としての会社です。

警察によりますと、去年1月、中国産のうずらの卵を仕入れて加工したピクルスの瓶のラベルに「国産」と、うその表示をして合わせて4本を百貨店に卸して販売したとして、食品表示法違反の疑いが持たれています。

調べによりますと、この会社は地元産の野菜などを使ったさまざまなピクルスを販売していますが、産地偽装の疑いがあるという情報があり、警察が検査機関を通じて詳しく調べていました。

その結果、当時販売していたうずらの卵が中国産とわかったということです。

使われていたうずらの卵は日本国内で一般的に流通しているもので、これまでに健康被害などに関する情報はないということです。

これまでの調べに対し、社長は容疑を否認しているということです。

警察は去年2月ごろまでの8か月間に、中国産やタイ産のうずらの卵を国産と偽り、およそ50点を販売したとみて詳しく調べています。