逮捕されたのは神埼市の市長、内川修治容疑者(71)や、市内のコンサルティング会社「ブルー・フラッグ」の代表取締役、島由美子容疑者(62)ら合わせて4人です。

警察の調べによりますと、内川市長は去年1月、市のふるさと納税をPRする業務の委託契約をめぐり、入札に関する情報を島代表に事前に教えたなどとして官製談合防止法違反と入札妨害の疑いが持たれています。

警察は13日夜、神埼市役所の捜索を行いました。

この業務の入札は提案内容や価格を総合的に評価して業者を選ぶ「プロポーザル方式」で去年2月から3月にかけて行われ、あわせて7社が参加しましたが、内川市長は事前に島代表に評価を担当する委員の名前や他社の提案内容を教えていたとみられるということです。

入札では審査の結果「ブルー・フラッグ」が落札しました。

警察などによりますと、島代表は内川市長の後援会の会計責任者を務めていたということで、警察は押収した資料などをもとに事件の詳しいいきさつを調べることにしています。

警察は捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていません。