逮捕されたのは、東京 調布市に本社を置く「日本エアロテック」の社長の小山純二 容疑者(70)と、実質的経営者で相談役だった浅見掌吉 容疑者(75)です。

東京地検特捜部によりますと、2人は、架空の仕入れを計上して、令和3年10月までの1年間に消費税およそ130万円を免れたほか、およそ6300万円の消費税の還付を不正に受けようとしたとして、消費税法違反などの疑いが持たれています。

特捜部と東京国税局は8日午前、東京 福生市の関係先を捜索しました。

特捜部は、2人の認否を明らかにしていませんが、関係者によりますと、逮捕前の任意の事情聴取に対し容疑を否認していたということです。

関係者によりますと、この会社は未登記だった会社所有の航空機の格納庫を第三者から購入したようにみせかけて、架空の仕入れを計上していたということで、特捜部は押収した資料を分析するなどして詳しい経緯を調べるものとみられます。