東京 台東区の会社役員、細谷健一 容疑者（43）と、妻の細谷志保 容疑者（37）は、次女の美輝ちゃん（4）に有害な化学物質「エチレングリコール」を摂取させて殺害した疑いで逮捕され、6年前の2018年4月にも、健一容疑者の姉の細谷美奈子さん（41）に同じ物質を摂取させて殺害したとして、6日、再逮捕されました。

美奈子さんは当時、父親が所有するマンションの容疑者夫婦とは別の階で暮らしていて、床に倒れた状態で死亡しているのが見つかりました。

その後の調べで、容疑者夫婦は以前から美奈子さんに対して食べ物や飲み物の差し入れをしていたとみられ、美奈子さんが亡くなった4月にもそうしたSNSのやりとりが残っていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

また、美奈子さんの部屋の合鍵は父親の会社の事務所で管理していて、健一容疑者は持ち出すことができたとみられています。

警視庁は、差し入れの機会や合鍵を使うなどして、飲食物に「エチレングリコール」を混入した疑いもあるとみて、当時のいきさつを調べています。

調べに対し、健一容疑者は「今は話すことはできない」と供述し、志保容疑者は黙秘しているということです。