日本でもサイバー攻撃への対処の重要性が高まっていることから、アメリカの通信大手「シスコシステムズ」は、専門家を集めた拠点を年内にも東京に設け
▽政府のサイバー対策などへの助言も行えるアドバイザーを置くほか
▽国内企業の対策強化を支援する専門チームを常駐させる方針です。

NHKの単独インタビューに応じたチャック・ロビンスCEOは日本事業を強化するねらいについて「DX=デジタルトランスフォーメーションやAIの活用、半導体産業などさまざまな動きが加速している。サイバーセキュリティーもその1つで、会社にとって非常に重要な市場だ」と述べました。

そのうえで「世界中で直面するサイバーセキュリティーの課題と、日本で起きていることは全く違いはない。特に日米関係を考えれば、当社がセキュリティーの構築やサイバー防御を支援することは非常に重要だ」と述べ、日本政府や企業との連携を深めていく考えを強調しました。