今月16日に告示された鳥取県江府町の町長選挙で、町は、投票所の立会人の確保が難しいとして、投票所の数をこれまでの半分以下の5か所に集約したほか、全国で初めてオンラインで立会人が業務を行います。

オンラインでの業務は19日午前8時半から「江府町防災・情報センター」の期日前投票の投票所で初めて行われ、2人の立会人のうち、町役場の会議室にいる1人が投票所からの映像をモニターで見ながら確認していました。

ところが、投票開始から1時間たった午前9時半、投票所からの映像を見る町役場のモニターが映らなくなりました。

鳥取県選挙管理委員会によりますと、モニターに映し出すためのパソコンの充電が切れたということで、県や町の職員が、パソコンや電源ケーブルを取り替えて再び、映し出されるようになりました。

この間、およそ25分間にわたってオンラインでの立ち会いができなくなり、投票所では県の職員が代わりの立会人として選任され、投票に影響はありませんでした。

オンラインを使った立会人の業務はきょう午後8時まで行われ、県は、今後、課題を反映させたマニュアルを各市町村に伝えたいとしています。