園さんは横浜市で生まれ、幼少期からモデルとして活動し、11歳のときに童謡歌手としてデビューしました。

その後、芸能事務所に入り本格的に歌手活動を始め、1962年に同じ事務所の中尾ミエさん、伊東ゆかりさんと結成した「三人娘」が人気を集めて、1963年、「NHK紅白歌合戦」に初めて出場しました。

甘くささやくような歌声が特徴で、ソロ歌手としても「逢いたくて逢いたくて」や「夢は夜ひらく」などのヒット曲を多数発表し、紅白歌合戦には「三人娘」も含めて6回出場しました。

このほか、映画やテレビドラマ、バラエティー番組にも出演するなど、幅広く活躍しました。

日本歌手協会によりますと、園さんは2008年に乳がんを発症して手術を受けましたが、5年前に再発し、治療を続けていたということです。

去年10月に体調を崩して入院し、7月26日、急性心不全のため東京都内の病院で亡くなったということです。

80歳でした。