ことし1月の能登半島地震では、津波や家屋の倒壊で、パソコンが壊れるなどして、データが失われる被害も相次ぎました。

写真展では、都内の企業が協力して復元された、石川県珠洲市出身の写真家、松田咲香さんの写真、およそ50点が展示されています。

松田さんは10年前に地元に戻り、地域情報紙の専属カメラマンとして活動していて、漁業や農業などのなりわいや祭りなど、被災前の奥能登の風景を記録してきました。

このうち、珠洲市の「見附島」の写真では、地震で崩れる前の島の形が朝日にくっきりと照らされています。