1984年に運転を開始した川内原発1号機は7月、東京電力福島第一原発の事故のあと原則40年とされてきた運転期間を超えましたが、これを前に去年、原子力規制委員会から20年の延長が認可されています。

ことし6月から定期検査に入っていましたが、九州電力によりますと、27日午後5時半ごろ、核分裂反応を抑える制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、運転を再開したということです。

40年を超えて運転するのは九州の原発では初めてで、全国では4基目です。

作業が順調に進めば28日の午前5時ごろに核分裂反応が連続する臨界の状態になり、29日発電と送電を始める予定で、その後、原子炉の出力を徐々に上げながら最終的な検査や調整を行い、来月25日に営業運転に入るということです。

川内原発では、2号機も来年11月に運転開始から40年を超えることになります。