フィリピン拠点 特殊詐欺事件 60歳容疑者 日本に移送され逮捕
逮捕されたのは、住居不定、無職の西尾嘉之容疑者(60)で、2019年6月、フィリピンから金融庁の職員などを装って東京都内の80代の女性にうその電話をかけて、キャッシュカードを盗んだうえ、現金150万円を引き出した疑いが持たれています。
警視庁によりますと、容疑者は、「ルフィ」などと名乗る指示役のもと、日本国内で広域強盗事件を起こした特殊詐欺グループのメンバーとみられ、フィリピン当局に拘束されて入管施設に収容されていましたが、4日、日本に送還され、移送中の機内で逮捕されました。
詐欺の電話役をしていたとみられるということですが、警視庁は認否を明らかにしていません。
このグループによる特殊詐欺事件の被害額は60億円以上に上り、これまでに全国でおよそ80人のメンバーが検挙されています。
現在も20人程のメンバーがフィリピンを含む海外に逃亡しているとみられ、警視庁などが引き続き捜査を進めています。
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