群馬県中之条町の無職、森田大和容疑者(24)は、おととし6月、茨城県内にある当時、住んでいたアパートで、生後数日の長女を浴槽の湯に沈めるなどして殺害したとして、殺人の疑いで逮捕され、20日に検察庁に送られました。

関係者によりますと、容疑者は、内縁の妻が長女を自宅で出産したあと、妻に対して「SNSでつながっている知人に子どもを預けた」と話していたということです。

容疑者と妻は、ことし7月までに地元の町役場が行った長女の所在確認に対して、「お金がないから面倒を見ることができず、知人に預けた」と説明していたということです。

その際、2人は知人の名前や使っているSNSを明かしましたが、預け先の電話番号や住所は答えなかったということです。

また、妻は警察の調べに対して、「夫が知人に預けたと言うので、2年間、そう思っていた」という趣旨の話をしているということです。

警察は、容疑者が事件を隠そうと、妻にうそをついて預けたように装っていたとみて調べています。