新潟県「クマ出没警戒警報」に引き上げ “命を守る行動を”
新潟県によりますと、ことし4月から8月までの間に、県内でクマが目撃されたり痕跡が見つかったりした件数は660件で、過去最多となっているということです。
5日は、妙高市で80代の女性がクマに襲われてけがをして、今年度のクマによる人身被害が5例目となり、県は6日に警戒レベルを1段階引き上げて、「クマ出没警戒警報」を出しました。
県によりますと、ことしの秋はクマの餌となるのブナの実が県内全域で「不作」となっていて、冬眠を前に、クマが餌を求めて人里に出没する可能性が高くなっているほか、昨年度の人身被害の多くが9月から11月に集中したということで、命を守る行動をとるよう呼びかけています。
県は、山に入る場合は、
▽クマの目撃情報がある場所に近づかないことや
▽複数人で行動し、ラジオや鈴、撃退スプレーなどを携帯すること
▽クマの動きが活発な早朝や夕方は避けること
などを呼びかけています。
また、クマが人里に近づかないように、クマの餌となる生ゴミや不要となった果物は適切に処分してほしいとしています。
県は「クマ出没警戒警報」を11月30日まで出して、呼びかけを強めることにしています。
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