再逮捕されたのは、岡山南警察署刑事2課の巡査長、松岡和寛容疑者(32)です。

警察によりますと、松岡巡査長は去年10月、捜査で関わった岡山市内の住宅から他人名義の通帳や印鑑など12点、およそ5万円相当を持ち去って横領した疑いが持たれています。

この住宅では住人が数か月前に死亡していて、巡査長は同僚とともに事件性がないかを調べる捜査として訪れましたが、その後、勤務のない日に改めて来たうえで通帳などを持ち出した疑いがあり、いずれも巡査長の自宅から見つかり、押収されたということです。

調べに対し「1人暮らしだとわかっていたのでばれないと思った。ギャンブルなどでお金を使い込んで困っていた」などと供述しているということです。

岡山県警察本部の河合弘文首席監察官は「亡くなられた方を冒とくする行為で、関係者と県民の皆様に深くおわび申し上げます。捜査結果を踏まえて厳正に対処します」とコメントしています。

巡査長は、去年7月に勤務先の警察署で証拠品として保管されていた現金20万円を盗んだとして逮捕され、29日起訴されました。