二階派「志帥会」の元会計責任者、永井等被告(70)は、おととしまでの5年間で合わせて2億6460万円のパーティー収入を派閥の政治資金収支報告書に記載しなかったなどとして、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪に問われています。

22日東京地方裁判所で開かれた裁判で検察は「パーティー券の売り上げが多額だと明らかになれば、支援者の買い控えが起きるかもしれないと考えたと供述していて、国民を軽視した身勝手な動機だ。期間、金額ともに偽った程度は大きく、犯行は極めて悪質だ」として禁錮2年を求刑しました。

一方、弁護側は「会計や法律について正確な理解がなく、不正確な収支報告書を提出してしまった。事実関係を認めて深く反省している」などとして執行猶予付きの判決を求めました。